キャッシュフロー予測

期首残高・月次売上・成長率・固定費・変動費率から12ヶ月のキャッシュフローを予測し、資金ショート発生月を色分けアラート。融資・ファクタリング検討タイミングに。

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12ヶ月後の予測残高
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キャッシュフロー予測とは

PL上の利益とは別に、実際の現金残高が月次でどう推移するかを予測します。「黒字倒産」は多くの場合、CF予測を怠ったことが原因。売上計上と入金にタイムラグ(売掛回収サイト)があるため、利益が出ていても現金が枯渇することがあります。

計算モデル

当月売上ₙ = 初月売上 × (1 + 成長率)ⁿ⁻¹
当月入金 = (n − 回収サイト月数) の売上(回収サイト分の遅延)
当月支出 = 当月売上 × 変動費率 + 固定費 + 投資
当月末残高 = 前月末残高 + 当月入金 − 当月支出

売掛回収サイトが30日なら「1ヶ月前の売上が今月入金」として扱います。開始時の売掛金は簡易的にゼロと仮定するため、初月は入金がない前提です(保守的な計算)。

使い方

  1. 期首現金残高:予測開始時点の預金合計
  2. 初月売上:予測開始月の売上見込み(税抜)
  3. 売上成長率:月次成長率(前月比)。プラスなら成長、マイナスなら減少
  4. 変動費率:売上に対する原価・変動費の比率
  5. 月次固定費:家賃・人件費・通信費・サブスクなど
  6. 月次投資(任意):設備投資・借入返済など毎月発生する固定支出
  7. 売掛回収サイト:0=現金商売、30=月末締翌月末払い、60=2ヶ月遅延

実務での注意点

資金ショート発生月の対処法

成長率の設定

楽観バイアスに注意。過去3ヶ月の実績から算出するか、悲観・標準・楽観の3シナリオで試算してください。「毎月10%成長」を12ヶ月続けると3.14倍。現実的にはこの水準は稀です。

季節性がある事業

本ツールは一定の成長率で予測するため、季節性が強い事業(飲食・小売・観光)では実態と乖離します。実データがある場合はExcelで月別実績×成長率で組み直してください。

※ご注意:本ツールは概算です。融資申請の資金繰り表・事業計画書には、業界慣行・季節変動・実績データを反映してください。「税金の納付月」(法人税・消費税・住民税)を追加項目として月別に入れる必要があります。

よくある質問

現金商売の場合、回収サイトは何日?
現金商売(BtoC小売・飲食)は0日を入れてください。売上計上月に即入金されます。BtoBは月末締翌月末払い(30日)、翌々月末払い(60日)が一般的です。
売掛回収サイトを入れると初月の入金がゼロになる
保守的な計算のため、開始時点で「未入金の売掛金がある」ケースを考慮していません。既存事業の場合、期首残高に「開始時売掛金の1ヶ月分」を加算してください(回収サイト30日の場合)。
消費税納付や賞与など臨時支出は?
本ツールは常時発生する支出のみ扱います。臨時支出(消費税納付・賞与・季節仕入)は「12ヶ月合計支出」に該当月の想定額を別途足してシミュレーションしてください。実務ではExcelの資金繰り表に月別の一時支出行を設けます。
売上成長率のマイナスは入力できる?
はい、マイナスも入力できます。売上減少時のシナリオ検証にも使用してください。「もし売上が月3%減っていったら、いつ資金ショートするか」を可視化できます。
融資はいつ相談すべき?
資金ショート予測月の3ヶ月前が目安。融資審査は1〜2ヶ月かかるため、ギリギリでは間に合いません。「まだ余裕がある時に相談」が鉄則です。資金繰りガイドを参照。

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