為替変動が経営に与える影響
- 輸入業(仕入を外貨払い):円高で仕入原価↓・粗利↑/円安で仕入原価↑・粗利↓
- 輸出業(売上を外貨受取):円安で売上↑・利益↑/円高で売上↓・利益↓
- 両建て(輸入+輸出):一部相殺されるが、輸入超過なら円高メリット、輸出超過なら円安メリット
計算式
円建て換算額 = 外貨金額 × 為替レート
為替差損益 = (現行レート − 想定レート) × 外貨金額
営業利益への影響 = 為替差損益 ×(輸入は −1 / 輸出は +1)
為替リスクの管理手法
- 為替予約:将来の決済時のレートを事前確定(銀行に手数料)
- 通貨オプション:不利な時だけ行使(オプション料が必要)
- ネッティング:輸出入両建てで相殺(グループ内で通貨集約)
- マリー:輸出売上を輸入決済に充当(銀行手数料削減)
- マーク・アップ:販売価格に為替変動幅を織り込む(毎期見直し)
使い方(意思決定シーン)
- 次期予算作成:想定レート ±5円のシナリオで予算感度を測定 → 為替予約要否判定
- 大口仕入・受注前:発注時レートで即座に円建て試算・為替予約検討
- 販売価格見直し:円安が定着した場合の適正価格改定幅を根拠算出
- 取引通貨変更交渉:円建て取引への切替提案時の材料に
※ご注意:為替レートは日々変動するため、本ツールで用いる想定レートは経営判断のベースにすぎません。実際の為替予約契約・オプション取引は取引銀行にご相談ください。営業利益への影響試算は「他条件一定」の単純モデルで、実際は販売価格転嫁・仕入交渉・為替ヘッジ結果で変わります。