家賃負担率とは
家賃負担率 = 月家賃 ÷ 月商 × 100(%)。売上に対する家賃の割合。この数字が業種の目安を超えると、粗利がすべて家賃で消えて事業として成り立ちにくくなります。「立地の良さ ≒ 高家賃 = 高集客」のバランスをこの1指標で判定。
業種別 家賃負担率の目安(限界値)
飲食店(居酒屋・カフェ):10%以下 が目安 · 15%超は危険水域
小売店(アパレル・雑貨):8〜12% が目安 · 立地依存
美容室・サロン:10〜15% が目安 · 客単価で幅
コンビニ・ドラッグ:3〜5% が目安 · 高回転低利益
クリニック・整骨院:7〜10% が目安
オフィス(一般):5〜10% が目安 · 給与+家賃で判断
倉庫・物流:3〜5% が目安
使い方(意思決定シーン)
- 新規出店・移転前:候補物件の家賃 ÷ 想定月商 で採算判定。目安超なら再考
- 家賃値上げ交渉時:値上げ後の負担率が業種目安を超えるかを根拠に、減額・据置き交渉
- 坪単価チェック:同エリア相場と自店の坪単価を比較、割高なら移転検討
- 限界家賃の逆算:現在の月商から「業種目安に収まる家賃上限」を計算し、物件探しの上限線を持つ
限界家賃の考え方
本ツールでは各業種の目安中央値をベースに 限界家賃 = 月商 × 業種目安率 を算出。例:飲食で月商500万円なら限界家賃50万円(10%)。この範囲内なら家賃が経営を圧迫しにくい水準です。
※ご注意:業種目安は一般的な数値です。都心一等地・観光地・郊外ロードサイド等の立地種別、業態(低価格店 vs 高単価店)で適正値は変動します。実際の出店判断では、粗利率・人件費・水道光熱費・広告費など他の固定費との合算で見る必要があります。金融機関の融資審査では、家賃負担率とあわせて「営業利益率」「損益分岐点」も総合判定されます。